【精読】世界連鎖恐慌の犯人:堀紘一 - あなたのファイナンス用心棒 吉澤 大 ブログ

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【精読】世界連鎖恐慌の犯人:堀紘一

世界連鎖恐慌の犯人 (Voice select)
世界連鎖恐慌の犯人 (Voice select)

堀紘一さんが本業への影響を考慮し
「書くべきか、書かざるべきか」を悩んだ上に
緊急出版に応じた、世界連鎖恐慌の本質を
明らかにした一冊


お読みになる前に言っておくと、はっきりいって
読後感はあまりよくないです。

なぜなら、読んで不安になることはあっても
その解決策がまったく示されていないから。

それだけ今回の世界連鎖恐慌は問題の根が深いということ

それでも、世界連鎖恐慌がなぜ起きたのかを
知る上で是非お客様におすすめしたい一冊
です。

私がグダグダ説明するよりもはるかに
端的にわかりやすく説明していますから。

(毎回「なんでこんなことがおきたのか」と聞かれるもので)

世界連鎖恐慌の犯人は誰か?

それは、モンスターと化したデリバティブ(金融派生商品)であり
それを売りまくったインベストメントバンクとヘッジファンドであると。

そのインベストメントバンクとヘッジファンドが
どんな悪行をしてきたかが克明に描かれています。

なにせ、
「あれほどの弁護士をインベストメントバンクが抱えるのはなぜか。
同じように弁護士をたくさん抱える「あの業界」と同じ」
と言い切ってますから。

(私が言ったんじゃありません)

ホリエモン、村上ファンドとの論戦を
繰り広げていたときに、世の中的には
「堀さんはもう古い」といわれていた頃からの
強い思いがあるようですね。

そういえば、あの事件の裏にいたのが
リーマンブラザーズ。

そのリーマンがあっけなく破綻したことを見ても、
金融工学とやらが、ある前提の上では理論的に正しいことが、
その前提が変わってしまえば
「なんだったんだあれは」ということになることがよくわかります。

確かに、今から20年近く前、バブル経済の渦中にいた私も
「日本の国土は有限。だから不動産はあがり続ける」
という前提の下にあらゆる対策を考え、
その前提が崩れた時の結果については
体感しています。

都心のワンルームマンションが地価高騰により利回りが
低下したのと税制改正により不利になったの受けて、
投資物件が東京ー名古屋ー福岡ー札幌ー仙台ー花巻温泉と
移っていった構図は今日の不動産市況もまったく同じです。

当時の日本でも今回のアメリカで別荘地で
下落が始まったのと同じように、
実需ではない軽井沢の別荘地から下落が始まり、
地方都市、そして最後は都心の一等地へと
下落が始まりました。

そして、当時も
「もう転売でキャピタルゲインを狙うことは出来ないが、
家賃はそれほど下がらないから問題はない」
言われていました。
しかし、実際には「周回遅れ」で賃料も下がり、
空室率が上がったため多くの不動産オーナーは
窮地に陥ったのです。

大手不動産会社がつけた家賃保証だって、
その後・・・

未来を予測することは出来ませんが、
その時の歴史が未来を占うヒントになるかもしれません。

さて、デリバティブの内容についても、この本では

「『高金利で高格付け』という本来二律背反するはずの
金融商品がなぜ出来たのか?」

「香港上海銀行が400億円の損失を出してまで
なぜCDOを投げ売ったのか?」

そして株式市場で
「個人投資家がヘッジファンドに絶対に勝てない理由」

などを非常にわかりやすく説明しています。

金融資本主義が世界経済に何をもたらしたのかを
知りたい方に是非おすすめの一冊!

★★★★★

しかし、インベストメントバンクやヘッジファンドの人たちは
もう一生かかっても使い切れないくらいの金をつかんで
逃げ切っちゃったんですよね。

別にみんなが悪い人じゃないだろうし、
違法じゃないけど、なんか納得いかないな~。

この不況で苦しむ製造業者は、あまりに気の毒ですね。

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コメント
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Re: 【精読】世界連鎖恐慌の犯人:堀紘一

おおおお、この本が出ましたね。立ち読みして、ちょっとショッキングでした。

リンクしておきましたが、昨年10月に堀さんの講演を聞きまして、気持ちがスッとした覚えがあります。

>しかし、インベストメントバンクやヘッジファンドの人たちは
>もう一生かかっても使い切れないくらいの金をつかんで
>逃げ切っちゃったんですよね。

>別にみんなが悪い人じゃないだろうし、
>違法じゃないけど、なんか納得いかないな~。

まさにそのとおりなんです。でも倫理とか道徳とかっていう意識が全くなくなっているのだと思います。

倫理とか道徳という意識が、法になるわけで、法に照らして適正であっても、倫理的にどうか、道徳的にどうかというところを本来は考えた上で、経営なり行動を行わないといけないわけです。

それをしないと、そうでないと、ちょっと法律を変えられたときに、パッとやられちゃうことにもなります。

やはり「企業は倫理的たるべし!」。ってそんな本が最近ありましたね(汗


私も、購入して精読してみまーす。

2009-01-30 11:06 │ from 埼玉県の貸倉庫URL

Re: 【精読】世界連鎖恐慌の犯人:堀紘一

間違えて、『【Amazon和書総合第1位】わずか発売6日目で重版決定・既に3刷! 』クリックしちゃいましたよ(苦笑)。

まっ、いっか!!

2009-01-30 13:58 │ from ニタURL Edit

コメントありがとうございます

>>貴夫さん

カネってあってもなくても人を
惑わせるものなのね。

世界中のカネを合わせた以上のデリバティブって
完全にもうただの数字ですよね。

2009-01-31 14:58 │ from ヨシザワURL

コメントありがとうございます

>>ニタさん

毎度あり!(笑)

2009-01-31 14:59 │ from ヨシザワURL

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2009-02-01 09:47 │ from

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