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物納はまだまだ有効な手法です。

ほぼ月刊ワンポイントアドバイス<番外編>


バブル崩壊後急増した相続税の納付である「物納」申請件数が、近頃は大幅に減少しているとのこと。特に、山手線内では全くといって良いほどないとのことです。

物納とは、路線価相当額で国に土地を売却するということです。

市場で路線価以上の値段で売れるのであれば、手続きの面倒な物納を申請する件数が減少するのは当然と言えるでしょう。

ただし、物納にはもうひとつのメリットがあります。それは譲渡所得税が非課税であると言うことです。

ですから、市場で売却することと物納の損益分岐点は単純に「路線価<売却可能額ならば、市場で売却が有利」とはなりません。

税負担後の手取額でどちらが特になるかを検討しなくてはならないのです。

都心部では大幅に減少した物納ですが、いまだ土地下落傾向にあるそれ以外の地域ではいまでも多額の不動産を納税した方にとって一度は検討する必要のある手法だと言えます。

さて、4月1日以降の相続に関する物納について、一部変更が行われます。

詳細は省略しますが一言で言えば、

(1)不透明だった物納が認められない財産についての明確化。
(2)物納審査期間を申請期限から3ヶ月いないとする。
(3)延納から物納への変更制度の創設

などといったところでしょう。これらの改正でより物納しやすい環境になると良いですね。

「物納は難しい!」とお思いの方も多いと思います。確かに、「近隣の住民との間で境界確認が難しい場合」や「貸宅地等権利関係が複雑なもの」はえらい大変です。

でもそれは市場で売却する場合も同じでしょう。市場でも十分売却できるような不動産であれば物納申請はそれ程難しいものではありません。

というか、納税者の方がそれらを行うわけではなく、それなりの費用はかかりますが、境界確認等は測量士の方がきちんとやってくれます。

もちろん、物納申請自体も税理士が行いますので、納税者の負担が格段に増えるわけではないのです。もちろん、費用負担はありますけどね。(^^)

実は、物納申請が受理されてしまうと徴収担当者と税理士は敵対関係ではなく、「いかにその土地を市場で売却できる商品にできるか」という目標が一致した協力者となるのです。

でも、調査担当者とはやっぱり敵対関係かもしれません。ただ、物納申請対象地の評価については、いつもと逆のことも・・・。

というのも、「物納対象地」の評価が高くなると言うことは、相続税額自体は上がるものの、国が買い取る金額がそれ以上に上がるため納税者に有利になる場合が多いのです。

普通なら何とかその土地の評価額を上げようと必死の調査官が、頼んでもいないのに「広大地の評価減」をとってみたり、それを税理士が「いや、後ろにマンションが立っているからここは広大地には該当しない!」と主張したりといつもと全く逆の立場になったりしますよ。・・・

そんなことはどうでも良いですね。(^^)

実は、相続税の納税義務がある人は、全体の5%しかないのです。意外でしょ。
さらに物納申請者となると年間でたった3,000件しかありません。

久々に税務ネタを載せてみたのですが、今回のネタはちょっとマニアックすぎたかも知れませんね。

また、誰も見てないような・・・

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コメント
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 吉澤先生、こんばんは。

 昨日はブログへのコメントありがとうございました!

 先生の著書は、税理士の木村聡子先生のブログで知りました。

 木村先生が大絶賛されていましたが、実際に読んでみてその理由がよく分かりました。

 起業に関する本をよく読むのですが、吉澤先生の著書は、もっとも「現実に即した内容」だと思いました!

 僕も行政書士として起業の第一歩を踏み出したわけですが、先生の著書を参考に、地に足をつけて頑張っていくつもりです。

 それでは、今後ともよろしくお願いいたします。

 ※記事とは関係のないコメントで恐縮です・・・。

2006-02-24 19:55 │ from 花田 好久(行政書士エンタテイ・><br><label for=URL

コメントありがとうございます

>>花田先生

コメントありがとうございます。
その上、非常に好意的な書評まで
お書き頂き本当にありがとうございます。

先生のブログをリンク設定させて頂きました。
今後ともよろしくお願いします。

2006-02-24 20:02 │ from Yoshizawa Accounting OfficeURL

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