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【精読】偽善エコロジー:武田邦彦

偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する (幻冬舎新書 (た-5-1))
偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する (幻冬舎新書 (た-5-1))

武田邦彦工学博士による、
「エコ生活」が実は環境を悪化させるとともに、
企業を太らせ、国や自治体の利益の温床に
なっているという指摘の元、
「何が本当のエコなのか」を表した
環境問題の新しい教科書。


いやいや、衝撃的な一冊です。

例えば、「石油を大切にするためレジ袋は使わない。
マイバックを持つ」ということはエコ生活に関心の
ある人の間では当たり前のこととされていると思います。

しかし、実際には、、
レジ袋は石油の不必要な成分を活用した優れものだそう。

そのため、レジ袋を追放することで

1.本来不必要なレジ袋用の原料をまた煙突で
燃やさなくてはならなくなった

2.石油の中で貴重な成分を利用したエコバック
という新たな石油製品を作り出す。

3.レジ袋と同じ原料のポリエチレン製専用ゴミ袋
を新たに買わされるだけだ

ということで、
かえって石油の消費量が増えてしまうのだそうです。


この他にも

割り箸を使わずマイ箸を使う
→日本製は端材から作られていた。
結果的に国内の森林をあらし、中国の森林を破壊した

温暖化はCO2削減努力で防げる
→ストップ温暖化はストップ台風と同じで無理な話。

温暖化で世界は水浸しになる
→温暖化で水面上昇するのは膨張による10センチのみ。
低気圧でも50センチは上がる

ダイオキシンは有害
→ダイオキシンで健康障害は99%ない。
ベトちゃん・ドクちゃんはダイオキシンとは無関係

生ゴミを堆肥にする
→生ゴミと一緒に捨てられた蛍光灯などに
含まれる水銀などが混じっている可能性があり危険

狂牛病はこわい
→日本で肉のみを食べている場合まずありえない。
牧場で一頭だけ違うえさを食べる
ことはないので全頭検査も必要なし

古紙リサイクルは森林を保護
→かえって森の生育を妨げ森林破壊に。
古紙を再利用するには強力な薬品・多量の石油を使う。

ペットボトルのリサイクル
→ペットボトルは燃やしても有害物質は出ない。
ペットボトル再利用は莫大な「環境利権」の温床

など、私たちが環境保護につながると
半ば常識と理解していることが実は、
効果がないどころかむしろ環境を悪化させる
ことばかりだということ。

あまりに常識とかけ離れたことなので
「トンデモ本」かと思う方もいらっしゃるでしょうが、
武田先生は、工学博士で内閣府や文部科学省の専門委員を
つとめるような方です。

さらに、

1.最近では、住民に分別処理を求め、
分別処理に対する多額の補助金を業者に支給しておきながら、
実は全て一緒に廃棄していたというニュースや、

2.「ペットボトルからリサイクルされた」と環境大臣が
説明していたものが実は全くリサイクルされたものでなかったこと、

3.某通販雑誌が以前は「塩化ビニールを燃やすと環境悪化
につながる」と目の敵にし、エコに関心のある人を啓蒙してきた
のに、最近ではその主張を訂正したことなど

博士の主張を裏付けるような事実も目にすることも多くなりました。

この本を読んで私自身二つのことを再認識しました。

一つ目は、
人は自分が理解できることを問題解決の根幹と思うこと。
結果として部分最適を追求した結果、
全体最適を達成できず逆の結果になることも多い。
全体を俯瞰的にきちんと見ることが必要であるということです。

二つ目は、
私も情報を収集することはうまくなったが、
その情報を盲目的に利用してしまう。
この本のあとがきにも書かれているように
「なぜそうなるのか」をどんな情報についても
一度投げかけてみることが大切
だということです。

武田先生は国のデータを鵜呑みにせず、
愛知万博のゴミの行方を自ら調べたりすることで
「どうも国の発表よりもリサイクルは思ったよりもされていない」
ということを導いたそう。

もちろん異論もあるだろうし、この本を妄信すること自体
「なぜそうなるか」を考えていないことになりますが、
このあとがきだけでも読む価値のある
骨太な一冊です。

公的なデータを盲目的に信じることなく、
真実を探求する姿勢を感じたいあなたに激オススメ!


★★★★★

【編集後記】

星のや、良かったですよ。



二度同じところに行くことがあまり好きではない
私がもう一回行くだろうと思うくらい。

ただ、部屋に露天風呂はありません。

部屋付き露天風呂重視なら、
仙寿庵の方がやっぱりいいかも。

メールで書けばいいけど、
ここでご報告。

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コメント
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Re: 【精読】偽善エコロジー:武田邦彦

理系のことは科学誌読むんだよ 大卒の常識
本なんか読んでるから騙されるんだよ
印税献上しちまったな
http://www.cir.tohoku.ac.jp/~asuka/
http://www.rakkousha.co.jp/books/ka_02.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A6%E7%94%B0%E9%82%A6%E5%BD%A6

もう何から何までウソ
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1416150624

2008-08-15 11:50 │ from お前が騙されてんだよURL

Re: 【精読】偽善エコロジー:武田邦彦

>>匿名さん

貴重なご意見ありがとうございます。

科学について検証する力は私には
持ち合わせておりません。

この本を妄信する気もまったく
ありません。

「与えられた情報について疑問を持ち
自ら検証をしてみよう姿勢を
学んだ」ということです。

実際、環境問題への取り組みについては
疑問のあることも多いですから。

700円でそれに気づければ
十分です。

2008-08-15 12:02 │ from ヨシザワURL

Re: 【精読】偽善エコロジー:武田邦彦

>「なぜそうなるのか」をどんな情報についても
>一度投げかけてみることが大切だということです。

勝間さんが言うところの「なぜ5回」ですな(^o^)丿

それから私も「なぜ5回」に挑戦してますが、(;^_^A 凡人は2~3回がせいぜいでして。。。

この書評を読で改めて「なぜ5回」プラス実地の検証の重要性を痛感します。

2008-08-17 06:56 │ from kimutax@税金まにあURL

コメントありがとうございます

>>木村さん

トヨタ式カイゼンの父
大野耐一氏の教えの原点が
その「なぜ5回」

ゴールドラット教授の
TOC(全体最適)理論も大野耐一氏の
教えを踏襲したものだし。

最近は、
情報集めは多少うまくなったけど、
実地検証はもちろんデータに疑問も持たず、
むしろ都合よくデータを引用することが
多くなったような。

やっぱり「どうしてそうなったのか」を
考えないと、全体最適は達成できないし、
情報提供者のバイアスを
見抜けないということを
再認識させてもらったという点では
私にはいい本でした。

使っている本人がバイアス掛けて
データを取捨選択している
くらいなんだからe-263

2008-08-17 08:08 │ from ヨシザワURL

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偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する (幻冬舎新書 (た-5-1))

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2008-08-20 21:01 │ from 書評リンク

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