決算書特集−その10:損益と資金の違いを理解する

2007年02月16日 00:05

◆「損益」と「資金」の違いを理解する

ここで質問です。
決算書に100万円の利益と表示されている
会社の金庫には100万円の
現金預金があるでしょうか?

実は「利益は出ているものの金庫は空っぽで、
納税をするために借金をした」
という会社も多いはずです。

なぜそのようなことが起こるのでしょうか。

それは売上と入金、仕入と支払に
違いがあるからです。
売上は、商品を納入した時点で計上されます。

しかし、入金はその後にもらうため、
それまでの期間は、売上があるのに
入金はないことになります。


ましてや受取手形などをもらった場合には、
実際の現金化まではかなりの時間
を要することになります。

仕入についても同じことが言えます。

請求書に基づいて納品された時点で
仕入等は計上されますが、
実際の支払はそれよりも後です。


そのため、その間は、
仕入と支出にずれが生じます。

加えて在庫は、
会計上の利益計算ではプラスの財産と評価されますが、
資金繰り上は、すぐに換金できるわけもなく、
倉庫代まで必要な単なるお荷物になのです。


このような資金と損益のズレから、
「勘定あって銭足らず」という状態が起こるのです。

<まとめ>資金と損益はかならず一致
するとは限らない。
利益分だけそのままお金が
増えるとも限らない。


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コメント

  1. ≪緑の葉≫。 | URL | -

    こんばんはv-280

    なるほど、だから「黒字倒産」もありうるんですよねv-12

    v-322http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534039816/yoshizawaacc-22%20/ref=nosim/v-364

    v-357資金繰りの管理は、生き残りの命綱v-426

    p114よりv-354

  2. smooth@マインドマップ的読書感想文 | URL | Mh5FjhoU

    吉澤さん、こんばんは。

    サラリーマン時代、新入社員の研修会で「入金の重要性」
    の講義をしたことがあるsmoothデス(笑)。

    ただ、純粋に法人税のことだけ考えると、
    「仕入」「売上」の時点で終わっちゃってるような(汗)。
    納税資金は別として(笑)。

    コメント頂いた件、洋書なんで原題を見てみたら、
    いずれも違ってました(笑)。
    ただ原書だと、少なくとも「母の教え」は入っているので、
    文庫本はまるっきり別物みたいな印象がありますね(汗)。
    ちなみに単行本のタイトルは、土井さん的には
    ダメだとか。
    どちらがどの位売れたのか聞いてませんけど。

  3. smooth@マインドマップ的読書感想文 | URL | Mh5FjhoU

    吉澤さん、こんばんは。

    昨夜は花粉症の薬のんで眠くてモウロウと
    している中、コメントしておりました(汗)。

    時間見たら、2時15分ってナンだよ(涙)。

    今日はさすがに懲りて、職場で休出と偽って
    コメントしております(汗)。

  4. ヨシザワ | URL | -

    コメントありがとうございます

    >>《緑の葉》。さん

    実際には黒字ならなんとか
    資金調達するはずなんですけど。ヾ( ´ー`)

    黒字倒産する会社はそもそもビジネスモデル
    がおかしい場合が粉飾でしょうね。

  5. ヨシザワ | URL | -

    コメントありがとうございます

    >>smoothさん

    確かにスゴイ時間ですね。

    今度は携帯を使ってトイレから
    コメントするとかo(^▽^)o

  6. ヨシザワ | URL | -

    コメントありがとうございます

    >>smoothさん

    だいたい翻訳本のタイトルは
    原文と大きく違いますよね。

    直訳じゃ売れないんでしょうかね。

  7. 吉澤さん、こんばんは!
    黒字倒産というのは知っていましたが、
    > 納税をするために借金をした」
    > という会社も多いはずです。
    ということもあるのですね。
    あまり気にしないでいたことでした。ありがとうございます。

  8. ヨシザワ | URL | -

    コメントありがとうございます

    >>手文庫さん

    そうなんです。

    ある程度の規模の会社になると大体、
    賞与と納税はそのために借入をして行います。

    そのため次の支払いまでの期間を返済期間とする
    「賞与資金」「納税資金」という短期借入
    が銀行には用意されているのです。

    見た目は高給取りに見えても、
    経営者って悲しいですね。ヾ( ´ー`)

  9. 稲盛さんがよく話しています。

    こんにちは!
    稲盛さんが経営者になりたての頃、
    何度も、経理部長を捕まえ、
    利益がでているのに、納税のために、なぜ銀行借入をするのか?と尋ねた。
    と言う話は、経営講話というCDシリーズを聞いていると、何度もでてきます。
    それだけ、経営者にとって、大事な話ということなんでしょうね。

  10. ヨシザワ | URL | -

    コメントありがとうございます

    >>ニタさん

    それで、「その税金を減らせ!」
    と言われて「繰延型」の節税をすると
    さらに資金が足りなくなると言うe-263

    キャッシュフローベースで
    課税所得を計算してくれればいいのに。

    そしたら、期末に商品バンバン仕入れる
    から・・・

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