2007年02月02日 00:05
<A社(金属製品製造業)の決算書>

◆「安全性」をみる
「安全性」とは要するに
お金が足りなくなって支払不能
になるリスクがどれだけあるかということです。
この安全性を知るための比率として
多くのものが掲げられますが、
今回は「短期的な安全性」と
「長期的な安全性」について
それぞれ二つずつ紹介することにします。
◆短期的な安全性
すぐにその会社が資金繰りで
ショートを起こさないかという
支払能力を見る指標の代表例として
「流動比率」というものが挙げられます。
これは、1年以内に支払わなければならない
買掛金や支払手形などの流動負債を、
おおむね1年以内で換金可能な
現預金や売掛金、在庫などで
支払うことができるのかを表わしています。
算式としては、
流動比率=流動資産÷流動負債(%)となります。
業種平均値を挙げると
製造業(金属製品製造業)160%
卸売業(電気器具卸売業)110%
小売業(婦人服小売業) 170%
サービス業(理容業) 200%となります。
なお、A社の流動比率は500÷300=167%となり、
やや業種平均値を上回っています。
理想的な数値としてはこの
「流動比率が200%」などと多くの
教科書には書かれていますが、
それは、在庫やその他の資産については、
流動資産といいながらも決して
そのまま簡単には換金などできない
ことから当然流動資産の方が
流動負債を大幅に上回る必要があるということです。
このほかに短期的な安全性を
見るための指標として
「当座比率」というものがあります。
これは、流動資産の中でも
特に換金性の高い現金預金と
受取手形・売掛金を「当座資産」いい、
その当座資産と流動負債を比較
することで安全性を判断します。
算式は
当座比率=当座資産÷流動負債(%)となります。

◆「安全性」をみる
「安全性」とは要するに
お金が足りなくなって支払不能
になるリスクがどれだけあるかということです。
この安全性を知るための比率として
多くのものが掲げられますが、
今回は「短期的な安全性」と
「長期的な安全性」について
それぞれ二つずつ紹介することにします。
◆短期的な安全性
すぐにその会社が資金繰りで
ショートを起こさないかという
支払能力を見る指標の代表例として
「流動比率」というものが挙げられます。
これは、1年以内に支払わなければならない
買掛金や支払手形などの流動負債を、
おおむね1年以内で換金可能な
現預金や売掛金、在庫などで
支払うことができるのかを表わしています。
算式としては、
流動比率=流動資産÷流動負債(%)となります。
業種平均値を挙げると
製造業(金属製品製造業)160%
卸売業(電気器具卸売業)110%
小売業(婦人服小売業) 170%
サービス業(理容業) 200%となります。
なお、A社の流動比率は500÷300=167%となり、
やや業種平均値を上回っています。
理想的な数値としてはこの
「流動比率が200%」などと多くの
教科書には書かれていますが、
それは、在庫やその他の資産については、
流動資産といいながらも決して
そのまま簡単には換金などできない
ことから当然流動資産の方が
流動負債を大幅に上回る必要があるということです。
このほかに短期的な安全性を
見るための指標として
「当座比率」というものがあります。
これは、流動資産の中でも
特に換金性の高い現金預金と
受取手形・売掛金を「当座資産」いい、
その当座資産と流動負債を比較
することで安全性を判断します。
算式は
当座比率=当座資産÷流動負債(%)となります。
◆長期的な安全性
今度は短期的な支払能力ではなく、
構造的にこの会社は資金繰りに
困らないかを知る必要があります。
そのための代表的な指標として
「固定長期適合率」というものが挙げられます。
土地や機械などの固定資産は、
投下した資金が回収されるには
非常に長い時間を必要とします。
ですから、この固定資産を
購入するための資金も返済の
必要のない自分のお金か、
あるいは長期間での返済でも
良い長期借入金でまかなう必要があるでしょう。
これが、短期借入金やましてや
支払手形などで土地や機械を購入したのであれば、
当然資金ショートの可能性が高くなります。
このようなことがおきていないかを
知るための指標が固定長期適合率です。
算式は
固定長期適合率=固定資産÷(固定負債+純資産)(%)
業種平均値は
製造業(金属製品製造業)80%
卸売業(電気器具卸売業)95%
小売業(婦人服小売業) 60%
サービス業(理容業) 70%となります。
なお、A社のこの比率は500÷700=72%となり
業種平均値よりはやや良いといえます。
この固定長期適合率は絶対に100%以下でなければなりません。
もし100%を超えているのであれば、
資金回収に極めて時間のかかる
固定資産をすぐに返済の必要なお金で
無理矢理なんとかしながら必死に
返済していることになるからです。
このほかに長期的な安全性を見る指標に
「自己資本比率」というものがあります。
これは総資産に占める自己資本(純資産)
の割合を見るもので、
この比率が高いほど、必要なお金を
自分の資金でまかなっていることに
なるので健全といわれます。
なお、算式は
自己資本比率=自己資本÷総資本(%)
です。
<まとめ>安全性は短期的・長期的に見る。
まずは短期は「流動比率」、長期は「自己資本比率」を!
人気blogランキングいつも応援ありがとうございます
【Amazon和書総合第1位】わずか発売6日目で重版決定・既に3刷!
儲かる会社にすぐ変わる! 社長の時間の使い方
新刊ラジオでのご紹介はこちら
【濃縮エッセンス】実務から生まれた即効性のあるスキルをお届け!
アライアンスセミナーDVD
今度は短期的な支払能力ではなく、
構造的にこの会社は資金繰りに
困らないかを知る必要があります。
そのための代表的な指標として
「固定長期適合率」というものが挙げられます。
土地や機械などの固定資産は、
投下した資金が回収されるには
非常に長い時間を必要とします。
ですから、この固定資産を
購入するための資金も返済の
必要のない自分のお金か、
あるいは長期間での返済でも
良い長期借入金でまかなう必要があるでしょう。
これが、短期借入金やましてや
支払手形などで土地や機械を購入したのであれば、
当然資金ショートの可能性が高くなります。
このようなことがおきていないかを
知るための指標が固定長期適合率です。
算式は
固定長期適合率=固定資産÷(固定負債+純資産)(%)
業種平均値は
製造業(金属製品製造業)80%
卸売業(電気器具卸売業)95%
小売業(婦人服小売業) 60%
サービス業(理容業) 70%となります。
なお、A社のこの比率は500÷700=72%となり
業種平均値よりはやや良いといえます。
この固定長期適合率は絶対に100%以下でなければなりません。
もし100%を超えているのであれば、
資金回収に極めて時間のかかる
固定資産をすぐに返済の必要なお金で
無理矢理なんとかしながら必死に
返済していることになるからです。
このほかに長期的な安全性を見る指標に
「自己資本比率」というものがあります。
これは総資産に占める自己資本(純資産)
の割合を見るもので、
この比率が高いほど、必要なお金を
自分の資金でまかなっていることに
なるので健全といわれます。
なお、算式は
自己資本比率=自己資本÷総資本(%)
です。
<まとめ>安全性は短期的・長期的に見る。
まずは短期は「流動比率」、長期は「自己資本比率」を!
人気blogランキングいつも応援ありがとうございます
【Amazon和書総合第1位】わずか発売6日目で重版決定・既に3刷!
儲かる会社にすぐ変わる! 社長の時間の使い方
新刊ラジオでのご紹介はこちら
【濃縮エッセンス】実務から生まれた即効性のあるスキルをお届け!
アライアンスセミナーDVD





















コメント
≪緑の葉≫ | URL | -
こんばんは
お疲れ様です。
勉強になって、感謝です

のブログは真面目にコメントしなければ・・
ブログよりコメントしずらい。
と、書いただけでは物足りないでしょうネ
埼玉のプリンスさま
とプレッシャーになって
『行くしかないだろう』
なんて口が裂けても言えやしない。
( 2007年02月02日 18:40 [編集] )
ヨシザワ | URL | -
コメントありがとうございました。
>>≪緑の葉≫さん

まあ、過去の雑誌原稿ですからね。
突っ込みどころも何もなく、すみません。
( 2007年02月02日 19:42 [編集] )
smooth@マインドマップ的読書感想文 | URL | Mh5FjhoU
吉澤さん、こんばんは。
空気読まずに(笑)、こちらに頂いたコメントの件について。
例の本の前作は、丁度「ウェブ進化論」の直後だったので、その流れで(?)結構売れたようです。
前作はバックエンドはほとんど無いに等しかった(商品が高額なので)のですが、本作では、最近独立されたあの方の「研究会」がバックエンドですね。
コースによって、年12万と24万くらいですから、法人(もしくは個人事業者)として契約するのならお手軽かと。
( 2007年02月02日 21:26 [編集] )
≪緑の葉≫ | URL | -
吉澤先生
謝らないで下さいネ。
頭の回転が激しく鈍いワタクシが悪いんですから・・(反省)
( 2007年02月03日 06:32 [編集] )
ヨシザワ | URL | -
コメントありがとうございます
>>smoothさん
今日書店で見ました。
独立なさったんですね。
バックエンドにうまく導けるとよいですね。
( 2007年02月04日 00:54 [編集] )
ヨシザワ | URL | -
コメントありがとうございます
>>《緑の葉》さん
いやいや、もう書いちゃったので
代えませんから。(^O^)/
( 2007年02月04日 00:56 [編集] )
smooth@マインドマップ的読書感想文 | URL | Mh5FjhoU
吉澤さん、こんばんは。
>独立なさったんですね。
そうなんですよ。
私も最近まで知りませんでした。
セミナー講師として大変面白い方なので、
一度無料セミナーの時にでも、乗り込んでみられては?
ただ、その時は、バックエンドにひっぱられないよう
お気をつけて(笑)。
ところで、コメント頂いた件。
安河内先生は、マジで存じ上げませんでした(汗)。
そこまで有名だったとは。
確かにアノ本も、ある程度英語学習を意識してますが、
かなり応用範囲は広いです。
( 2007年02月04日 23:55 [編集] )
ヨシザワ | URL | -
コメントありがとうございました。
>>smoothさん

確か、私が以前に勤務していた
事務所にもセミナーで行かれた
んでしたよね。
どんな会計事務所なんだよ。
私も一度行ってみることにします。
安河内さんは、野球選手並みの
年俸を稼ぐ予備校講師で、
その稼ぎをドンドン自己投資に
充てる、ものすごい人です。
( 2007年02月05日 19:58 [編集] )
コメントの投稿