決算書特集−その9:損益分岐点売上高とは

2007年02月14日 00:05

◆利益がトントンになる売上高はいくらなのか?

「一体、最低いくら売上高があればよいのか。」

お客様からこういうご質問を良く受けます。

1つの目安は「損益分岐点売上高」
ということになるでしょう。

損益分岐点売上高とは、
利益がトントンとなるための売上高
のことです。

もちろん、利益がゼロでよいわけはありませんが、
どのくらいの売上高があれば利益がゼロになるか
という数値を知ることは意味のあることでしょう。

この損益分岐点売上高を計算するためには、
費用を「変動費」と「固定費」
に分ける
必要があります。

この変動費とは、売上が増えるに
伴って増える費用
のことであり、
売上原価が代表的なものといえます。

一方固定費は、売上に変わらず
必要となる経費
で、人件費、家賃、支払利息など、
売上原価以外のほとんどの項目は固定費となります。

損益分岐点売上高は
損益分岐点売上高=固定費÷限界利益率として計算されます。

なお、この限界利益率は
限界利益率=1−変動費率(変動費÷売上高のこと)
となります。




例えば、売上高100,000千円で
変動費は売上原価80,000千円、
固定費は人件費等で合計15,000千円、
経常利益5,000千円の会社があったとします。

その場合の損益分岐点売上高は
15,000千円÷(1-0.8)=75,000千円となります。
つまり、年間75,000千円の時に利益が
プラスマイナスゼロになるということです。

この図から、ソフトウエア開発業のように
固定費が大きいが変動費の小さい事業は
固定費を回収した以上の売上高がある場合には
一気に利益が増加する一方、
売上が少ないと大損失になりかねません。


一方、屋台でたこ焼きを焼いている
ような事業の場合、
固定費は小さいので売上が少なくても
赤字にはなりにくいものの、
変動費が大きいため売り上げが伸びても
急激に儲かることはない
ことがわかるでしょう。

<まとめ>損益分岐点を分析することで、
あなたの会社の売上と利益の相関関係がわかる


人気blogランキングいつも応援ありがとうございます

【Amazon和書総合第1位】わずか発売6日目で重版決定・既に3刷!

儲かる会社にすぐ変わる! 社長の時間の使い方
儲かる会社にすぐ変わる! 社長の時間の使い方

新刊ラジオでのご紹介はこちら

コメント

  1. ≪緑の葉≫。 | URL | -

    こんばんはv-280

    「損益分岐点」たいへん勉強になり、感謝ですv-433

    今日はv-352“ヴァレンタインデー”

    応援の気持ちv-238チョコを受け取って下さいネv-290

  2. ヨシザワ | URL | -

    コメントありがとうございます

    >>《緑の葉》。さん

    いろいろお気遣いありがとうございます。

    お返しは・・




    期待しないでお待ち下さい。ヾ( ´ー`)

  3. smooth@マインドマップ的読書感想文 | URL | Mh5FjhoU

    吉澤さん、おはようございます。

    今日のお話を聞くと、駅前のたこやき屋を見る目も
    変わるというものです(笑)。

    ハッ!
    これはバレンタインに「たこやきくれ!」という
    サインだったのか(汗)?

    それと、昨日は変な時間に変なメール送って
    スイマセンでした(笑)。
    あまり深入りなさらないで結構ですからね(笑)!

  4. smooth@マインドマップ的読書感想文 | URL | Mh5FjhoU

    吉澤さん、こんばんは。

    コメント頂いた件について。
    「本(単行本等)」を考えると難しいですが、
    同じ出版でも「雑誌」を考えると、必ずしも
    情報の価値と値段が比例しませんよね?

    結局は「広告」の存在の有無なのですけど、
    単行本でも、バックエンドビジネスがあったり、
    ブランディングのためだったり、さまざまですよね。

    まさに、長い目で見て「損益分岐点」をどこにおくか
    とかじゃないでしょうか?

  5. ヨシザワ | URL | -

    コメントありがとうございます

    >>smoothさん

    駅前のタコ焼きやさんも
    実際は、ものすごい高い
    家賃や保証金という
    固定費がかかっている
    かも知れませんね。e-263

  6. ヨシザワ | URL | -

    コメントありがとうございます

    >>smoothさん

    あとは、マーケットの大きさも
    あるでしょうね。

    ソフトウエアと同じで
    固定費の固まりみたいな
    業種ですから。

    税法の本がやたらと高いのは、
    需要が・・・e-263

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://yoshizawaacc.blog37.fc2.com/tb.php/233-2d7f4edf
この記事へのトラックバック