会社の目的とはなんだ? - あなたのファイナンス用心棒 吉澤 大 ブログ

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会社の目的とはなんだ?

著者はイスラエルの物理学者、エリヤフ・ゴールドラット。

この本はビジネス小説という形態とをとりながら
TOC(制約条件の理論)を展開しています。

その理論は、製造業中心に多くのビジネス分野で
役に立つものでしょう。★★★★★

小説形態なので読みやすいのですが、
理論を学びたいと思う側からすると、
やたらと出てくる家族とのもめ事は
あまり要らない気がします。(^^)

私がこの本を読んで強く印象に残ったのは2点。

一つは、一番弱いところである「ボトルネック」を見つけ、
一旦ボトルネックのキャパシティに合わせた上で、
ボトルネック自体の改善をすることが
全体最適に必要という点。

そしてもう一つは、
会社の目的は、
「お金を儲けること。
それ以外はすべて手段に過ぎないという点」
です。

「会社の目的がお金を儲けること」という点は
肝に銘じたいものです。

売上の増大も、部分的な生産効率の向上も
果たしてそれが利益向上につながるかを
考えなくてはいけないと言うことでしょう。

さらにこれからは、少子化と団塊世代の大量定年、
さらに国が社会保障をドンドンと
企業に負担させてくることから、
人件費の相対的な上昇が予想されます。

その中を勝ち残るには、
年商よりも利益、
さらに言えば、
「その利益を何人で稼いだのか」という視点
での分析がより重要になると個人的には強く思うのです。


ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か
4478420408エリヤフ ゴールドラット 三本木 亮

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さて、この「TOC理論を現実の
プロジェクトマネジメントに生かすには」
という視点で書かれた本もあります。

具体的には、建設業やソフトウエア開発業を
イメージしているようですが、
多くの仕事は
「仕事にかかる時間と原価はほぼ正比例」といってよいでしょう。

その中で利益を上げるには
「いかに短い納期で仕事を仕上げるか」ということ。

そのための「バッファの管理」
「サバ読み」をするスタッフから
「いかにサバ取りをするか」という
具体的な管理方法をわかりやすく書いてあります。

「忙しい」が口癖のスタッフや
プロフェッショナルととりまとめて
一つの制作物を作らなくてはいけない
業務に従事している方には
是非読んで頂きたい本です。

★★★★★

CD‐ROM付 目標を突破する 実践プロジェクトマネジメント
CD‐ROM付 目標を突破する 実践プロジェクトマネジメント岸良 裕司

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stars何度も読み返しています
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stars学問が知識に・・そして実践の知恵に
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コメント
非公開コメント

吉澤さん、こんばんは!

岸良さんのご本は全く存じませんでした。
なかなか面白そうですね。

私にはおそらく不要でしょうが、顧問先には使えそうなヨカン。

ただ、バックエンド(?)のソフトが高額だ!とレビューにありましたが(汗)。

2006-07-10 22:47 │ from smooth@マインドマップでビジネURL Edit

コメントありがとうございます。

>>smoothさん

TOCの考え方は、もう多くの方が
ご存じかと思いますが、それを
どうやって現実の仕事に結びつける
かと言う点について、うまく書かれて
いると思います。

ソフトは、EXCELでも十分出来
そうな気もしますがね。(^^;

2006-07-11 13:39 │ from Yoshizawa Accounting OfficeURL

名著ですね

こんにちは!
これは、繰り返し読みたい1冊です。
ただトヨタ式生産方式の本を読むと、似通ったところもかなりあると思います。
理論的には、こちらのほうが、統一感がありますね。

2006-07-12 17:24 │ from ニタ@教えて会計URL Edit

コメントありがとうございます。

>>ニタさん

「全体最適」という考え方は
私の経営スタイルにも大きな
影響を与えています。

TOCの理念を理解なさる方は
多いでしょうが、理念だけでなく
現実の仕事にどうやって
生かすかまで考えたいですよね。

2006-07-12 17:28 │ from Yoshizawa Accounting OfficeURL

ゴールは、一時ハマりましたよ。
ベンチャー企業の場合は、人材の寄せ集めて的な部分があるので、人間関係がボトルネックになることが多いですね(泣)

2006-07-12 22:07 │ from こがね芋URL

コメントありがとうございます

>>こがね芋さん

良く強みに特化した経営をと言われますが、
中小企業は、人、モノ、カネ、情報
すべてがボトルネックのような気もします
けどね。 (T T)


2006-07-13 09:11 │ from Yoshizawa Accounting OfficeURL

鎖の中で、一番弱い環は一つに絞られます。
ゆえに。

スループット会計についての先生のご見識をご披露いただければ。

2006-07-13 17:55 │ from スループットURL

コメントありがとうございます。

>>スループット様

「スループット会計」という定義で
理解したことはないですが、
私自身は、「1時間あたりの
報酬(チャージ)」というものを
自社の経営状況を判断する
上で、最も重要な指標として
とらえています。

そのために、クライアントごとに
どの作業にどれだけの時間が
かかったかを集計しています。

そこで一般的な理解による
「良い顧客」とチャージ上の
「良い顧客」が違うことに気付かされ、
方向性を練り直したり
しています。

特に少子化で人件費の
相対的なアップが予測される
中では、よりこの
一人当たり・時間当たりの
利益というモノがより
重要になるのではないでしょうか。

私など、「専任担当制」を
売りにしている以上、
限りある資源を売っている
訳ですから尚更です。

2006-07-13 18:18 │ from Yoshizawa Accounting OfficeURL

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