繰上返済特集:その4−自宅の減価償却費と固定資産税を損金にする方法

2007年04月27日 00:05

前回は、「どうしても損金にならない金利を支払うのはイヤだ」
と言う方向けに、オススメの住宅ローンをお知らせしました。

今回はさらに住宅ローン金利だけでなく、
自宅の減価償却費と固定資産税も損金にする
方法
をこっそりお教えすることにしましょう。

答えは簡単です。

法人名義で自宅を購入すると言うことです。

その上でその家を社宅として
オーナーに貸し付けてもらいます。


その場合、支払った金利、
固定資産税そして減価償却費も当然法人の損金となります。

一方、タダでその家に住んでしまうとオーナーは
家賃相当額を会社からもらったことになってしまいます。

しかし、その場合でも、
一定の金額以上の家賃を徴収していれば、
たとえ相場家賃との間に差額が生じていた
としてもオーナー個人にその分の
所得税が課税されることはありません。


この一定の金額は国税庁が定めていますが、
非常に計算式が煩雑です。

およその数値でお話しすると
だいたい相場家賃の10%程度といってよいでしょう。*

そうなると、結果的には、
相場家賃の10%を支払うだけで、
購入した住宅の支払金利と減価償却費や
固定資産税を損金算入することが可能
になるのです。


<ご注意>
個人名義の自宅を一旦会社に賃貸し、
再度オーナーに社宅として転貸しても
この規定は利用出来ません。

また、個人名義の自宅を
法人に売却する場合には、
譲渡所得税やその他の付帯費用が必要な場合もあります。

要するに、はじめから法人で自宅を購入した方が
得だと言うことですね。
[繰上返済特集:その4−自宅の減価償却費と固定資産税を損金にする方法]の続きを読む

繰上返済特集:その3−繰上返済は慎重に!

2007年04月25日 08:52

前回お話させて頂いたとおり、
余剰資金があるなら、資金運用するよりも
住宅ローンの繰上返済をした方が遙かに
効率的
と言うことは、まず間違いありません。

ただし、起業家にとって見ると
必ずしも「住宅ローンの繰上返済は有利な手法とは
言い切れない」
と私は考えています。

そもそも中小企業のオーナーは
法人も個人も一体である場合が多いといえます。

実は、銀行もそのことを認めていて
金融庁の金融検査マニュアル(中小企業編)でも、
法人と個人を一体で評価することを認めているのです。

わざわざ住宅ローンを頼まれてもいないのに
期限以前に返済していながら、
「会社の運転資金が足りない、何とかしろ」
という方が予想以上に多いのです。

これでは完全に本末転倒ですよね。

[繰上返済特集:その3−繰上返済は慎重に!]の続きを読む

繰上返済特集:その2−資金運用するぐらいなら繰上返済を

2007年04月20日 09:00

ここのところ、株式相場は不安定気味のようですね。

ノーベル賞受賞者を含むドリームチームであるLTCMが
破綻したのを見て、「株式って勉強しても
どうにもならないじゃん」と思い、ごっそり損切りをして
株式運用から撤退した私には、
カンケーないことですが。(T T)

それでも近年の相場の好調を反映してか、
「株式運用指南書」が書店にあふれかえっていますね。

ただ、この本の表現を借りれば、

「コインの表裏を当てるコイン投げゲームの
勝者が、コイン投げの投資哲学を語っているだけ」で
次のコインが表なのか裏なのかを当てられるかは、
プロもサルも一緒だそうで。

なぜ投資のプロはサルに負けるのか?
― あるいは、お金持ちになれるたったひとつのクールなやり方
なぜ投資のプロはサルに負けるのか?― あるいは、お金持ちになれるたったひとつのクールなやり方


資金運用を批判する気は全くありませんが、
安定的な運用を出すと言うことは相当難しい
言うことでしょうね。



[繰上返済特集:その2−資金運用するぐらいなら繰上返済を]の続きを読む

繰上返済特集:その1−持ち家と賃貸ではどちらがお得?

2007年04月18日 00:05

最近は、金利先高感もあり、都心のマンションは
高い成約率を誇っているようですね。

かなりバブル気味なところもありますが。

では、自宅は、持ち家と賃貸ではどちらが
得なのでしょう?

結論を先に言ってしまいましょう。

その答えはその自宅を売ってみるまで
わからない
と言うことなのです。

なぜなら、自宅であれ賃貸用不動産であれ、
あるいは株式であったとしても、
「資産を購入すると言うこと=市場リスクを購入すること」
に他ならないからです。

要するに、
(1)価格変動のリスク
(2)流動性のリスク
(3)金利変動のリスク
というリスクを負った上で、
処分時点での資産価値が大きくなっていたら、
持ち家の方が有利であったという結論になるわけですね。

特に、借入で資産を購入している場合
その「勝ち負け」は大きくなってきます。



[繰上返済特集:その1−持ち家と賃貸ではどちらがお得?]の続きを読む